海の栄養をバランスよくためこんだ牡蠣
はるか昔から人類の栄養源として食べられてきた「牡蠣」。その豊富な栄養から「海のミルク」「海の玄米」とも呼ばれてきました。とはいえ、乳製品などに比べ脂肪分は少なく、食べ過ぎても肥満や生活習慣病を招くどころか、逆に老化や病気を防ぐ特効成分がたくさん含まれているのです。
牡蠣には、約20種類のアミノ酸、10種類以上のビタミン、そして脚光を浴びている20種類以上のミネラル、血液中の余分なコレステロールを取り除く働きのある不飽和脂肪酸、体の貯蔵エネルギーとなって疲労回復を促すグリコーゲンなどがバランスよく豊富に含まれています。
牡蠣の栄養素で特筆すべきは、亜鉛、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、リン、胴、ヨードセレンなど、多彩なミネラルがバランスよく豊富に含まれている点です。特に、亜鉛はあらゆる食品の中でトップの含有率を誇っています。
牡蠣に含まれる主なミネラル
- 亜鉛
- ナトリウム
- カリウム
- リン
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄
- マンガン
- 胴
- セレン
- クロム
- リチウム
- コバルト
- ヨード
- バナジウム
- モリブデン
- 硫黄
目や肝臓の働きを活発にするビタミンA、貧血を予防するビタミンB6、肝機能の改善やボケ防止に効果があるビタミンB12など、多くのビタミンがバランスよく含まれています。
牡蠣に含まれる主なミネラル
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- コリン
- イノシトール
- ビオチン
- 葉酸
牡蠣には、体内では合成できないアミノ酸である必須アミノ酸のすべてが含まれています。特に、血栓の予防、高コレステロール・高血圧の解消、心筋梗塞の予防効果のある成分として注目されているタウリンをたくさん含んでいます。
牡蠣に含まれる主なアミノ酸
- アルギニシン
- リジン
- ヒスチジン
- フェニールアラニン
- チロシン
- ロイシン
- イソロイシン
- メチオニン
- バリン
- アラニン
- グリシン
- ブロリン
- グルタミン酸
- セリン
- スレオニン
- アスパラギン酸
- トリプトファン
- シスチン