病は一日にしてならず
日本では三大生活習慣病(ガン・心疾患・脳卒中)で年間約58万人の方が亡くなっています。
これは全死亡者数の約6割。現代医学の進歩で完治する例が増えたとはいえ、投薬による副作用で苦しむ人も多く、ガン死亡率にいたっては増加の一途をたどっています。
これらの病気はすべて生活習慣、特に食生活に原因があると言われています。つまり皆さんが毎日食べている食事が、皆さんの体を蝕んでいると言っても過言ではありません。
20世紀の終わりになって、ようやく予防医学という発想が広まってきました。
中でも重要なのが食習慣の改善で、その主役として登場するようになったのが「ミネラル」です。
その理由は、世界的な研究の結果、「ミネラルが健康維持の根本で重要な役割を果たしていること」「ミネラルを最適の量で摂取することがこれまで考えられてきたほど簡単ではないこと」という2つの認識が急速に高まったからでした。
私たちの体には三大栄養素(炭水化物・資質・たんぱく質)のほか、約13種類のビタミンと約15種類のミネラルが必須の栄養だと言われています。日本では2000年4月に策定された「第六次改定日本の栄養所容量」で13種類のミネラルの理想的な摂取量が示されました。
膨らみ続ける日本の医療費を見ると、医療保険制度が現状のまま継続されていくとは考えられません。生活習慣病の治療に際しては、健康管理を怠ったことが原因と判断され、保険が適応されない可能性もささやかれています。