諸悪の根源「活性酸素」とミネラル
その狂暴な性質から、体の中の細胞や遺伝子たちに最も恐れられているのが、「活性酸素」。
体内で勢力を増すと、細胞の膜を破壊し、遺伝子に傷をつけるなど、組織を一気に老化させてしまうのです。その結果、引き起こされる病気は数多く、ガンや生活習慣病など現代病の9割はこの活性酸素が関わっていると考えられています。
活性酸素が生まれ原因はさまざまで、大気汚染、食品添加物、喫煙、医薬品などから体に取り込まれたり、細菌・ウイルスの侵入、紫外線をはじめとしたストレスによって体内で生成されるなど、現代に生きる私たちが関わらざるを得ない悪玉なのです。
この活性酸素から体を守っているのが、SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)をはじめとする「抗酸化酵素」で、これらの原料として欠かせない成分が亜鉛や他のミネラルなのです。
つまり、現代人の多くは知らない内に亜鉛がどんどん消費され、よほど意識して亜鉛を補給しなければ、活性酸素の暴挙を許してしまうことになるのです。食品の中で最も亜鉛含有量が多き牡蠣は、現代人にとってまさに理想的な食品なのです。